地元巡り①〜金沢文庫周辺〜
今回は戦国要素がないよ!
神奈川県立金沢文庫で「特別展 東大寺 鎌倉再建と華厳興隆」をやっているってことで、東大寺に反応して行ったのと、せっかくここまで来たから、その周辺も巡ってみようということで。
金沢文庫と称名寺
金沢文庫と聞いて、金沢…?って思うでしょ?でも横浜市にも金沢ってつく地名はあるんだな。昔は「かねさわ」って言ったらしいけど。
金沢文庫の由来は鎌倉時代に北条実時が現在の武蔵野国久良岐郡六浦荘金沢(横浜市金沢区)に邸宅を構えて造った文庫。
鎌倉幕府の滅亡とともに、金沢文庫も…で、戦国時代に後北条氏やら徳川家康やらが持ち出して全国あちこちに蔵書が散らばっているそう。
特別展のほうだけど、実を言うとすっごく東大寺が好きで、奈良に行くと必ず東大寺を寄るくらい…と、言っても、好きの程がワカンナイデスネ。 とにかくこの地に東大寺関連の展示をやるっていうわけで、すっ飛んで行きました。
去年、奈良国立博物館で開催してた特別展『頼朝と重源』にも見に行っていて、似たようなものだろうかと思っていたけど、こっちは「華厳興隆」がついているからね!東大寺復興資料だけではなく、経典やらその解釈書が展示してありました。ちょっとというか、だいぶ専門的な内容。文庫のとなりに称名寺というお寺(後述)があり、そことの関わりにも言及していました。
重源像も来てて「おぉ!またお会いしましたねー!」という気分になった。ようこそここまでお越しくださった…
東大寺って言っても歴史は長いし、広いしでたくさんの研究対象があるけれど、自分が好きなのは…時季が来たら、語りたいと思います!
トンネルを越えると…
そこは称名寺でしたー!
昔はこっちが金沢文庫と称名寺をつなぐ道だったみたい。崖をくりぬいて道にしちゃうあたりが鎌倉をほうふつとさせるね。今は立ち入り禁止!昔の人は今より低めだったから、通れたんだろーねー。トンネル小さい。
由来はさっきの北条実時が開基で金沢北条氏の菩提寺。こちらも鎌倉幕府の滅亡とともに衰退したが、江戸時代に復興。今の建物は江戸時代のもののよう。
門には家紋のみつうろこ!後北条氏も使ってるね!
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伊藤博文金沢別邸
伊藤博文はこのあたりに別邸を構えていました。このあたりといっても、野島という小さな島の中。
1898年に建てられた。明治時代は別荘地として金沢が注目されていたが、次第に大磯や葉山にその座を譲ったみたい。金沢は明治憲法ゆかりの地でもあるようです。ここから少し離れたところに記念碑も建てられている。写真を撮ってくればよかった。
狭くてもいいからこんなお部屋に住んでみたい…
お手洗い
ちなみに汲み取り式。
風呂
風呂の工事中に時の首相・西園寺公望を入らせた逸話がある。工事中に入れちゃうのか、お客を。
お庭のすぐ先が海!贅沢な眺め!向こうに見えるのが八景島シーパラダイス。
今回の旅はこれでおしまい!
いつも外に出るぞー!!ってなると、本当に遠方(しかも西日本方面)にしか行かないので、地元でも面白そうなところを周ってみようかなと思い立ったわけです。これからもちょくちょく県内を巡ってみようかな。地元めぐり○いくつまでつづくかな♪
次は石垣山一夜城あたりに行きたいっす!