身代わりの仏さまがいるお寺
東大寺要録に載るお寺シリーズまだあるんだけど気分転換に、奈良に行った一週間後に行った京都レポートもしようかと。
よくありそうでなさそうなありそうな身代わりの仏さま。
あるお方に「血天井を見に行くの好きなんですよね」って言ったら、「面白いお寺があるよ」っておすすめされました。お話を伺ったらこれは是非とも行かねばと!
あ、血天井は関係ありません。
丈六戒光寺
身代わりの仏さまがいらっしゃるのは丈六戒光寺というお寺。
泉涌寺の塔頭のひとつ。拝観時間が早く、決まった入山料もなし。
入ってまずびっくりしたのが運慶・湛慶父子の合作のだったこと。湛慶さんの作る仏さまを見てみたいと思っていたのでなんということか!
中は撮影禁止なので文章で。
身代わりの仏さまの正体は釈迦如来像。大きい仏さまを『丈六』と言うらしい。本当に大きかった。座像じゃなくて立像だからかな。
さっきから「身代わり」って言ってるけど、何が身代わりなんだよって?
行ったらぜひ、釈迦如来像の首に注目してほしい。黒ずんだ血のようなしみがついている。これは後水尾天皇が即位争いで暗殺者に寝首を掻かれたとき、血を流したのは後水尾天皇ではなく、この仏さまの首だったそうな。
それから身代わりの仏さまとして有名になった。
↓ホームページで仏さまの様子が拝見できますぞ。
全体的に赤みがかっているのも不思議な感じ…。
本堂の前に泉山融通弁財天があるのだが、提灯の家紋が三つ鱗なのがすごく気になるのであった…。
京都
↓「血」つながりで