東大寺要録に載るお寺を巡る-大安寺編-
あることを調べていて、「東大寺要録」という本を読んでいる。
成立は平安末期。東大寺の歴史を知るうえで重要な史料。
で、この資料には多くのお寺が登場していて、奈良市内にあるお寺だったら行ってみようと思って。
まずは大安寺!
東大寺要録に成り立ちが記されている。
舒明天皇の時代(629-641)に聖徳太子によって百済大寺が創建されたのが始まり。天智天皇の時代(668-672)に高市に移築し高市大寺または大官大寺、遷都に伴い大安寺となった。かつては”南大寺”も呼ばれていた。
752年の大仏開眼供養の導師で大仏の目を書き入れた菩提僊那が住んでいたお寺。
【大安寺】本堂と嘶(いななき)堂 posted by (C)青衣
十一面観音が本尊。この後、十一面観音が本尊のお寺にどれくらい出会うか!?
本堂の後ろ、写真左側は嘶堂(いななきどう)といって馬頭観音が安置されている。馬頭観音だからか。
宝物殿でも天平時代の仏さまが拝める。
【大安寺】だるまさん posted by (C)青衣
境内でだるまさんを見つけた!小さくてかわいい。なぜこんなものが?
お寺や神社も回るのは好きだけど、なかなか仏像の顔・姿が覚えられないのが悩み。
次は元興寺かな~?