井戸と蛇と霞と城

 お水送りの翌日に丸岡城にも行ってきました!

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 丸岡城柴田勝家の甥っ子・勝豊が天正4年に築いた城。勝豊以降、色々な人の手に渡り、丸岡藩主として本多家、有馬家が入り明治維新を迎えた。

 

丸岡城も興味深い伝説の持ち主のようです。

 

◆日本一急な梯子

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ボランティアの方に「いや~急な階段ですね~」って言ったら、「これは梯子ですよ」って言われました!梯子ですよ、梯子!混雑してる日は大変そうだ…

上から見ても、足が竦みます…

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◆一筆啓上

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この城の城主だった本多重次が陣中から奥方にあてて書いた手紙。「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」と書いてある。

ここから始まって、日本一短い手紙・一筆啓上賞が始まったそう。そうだったのか!

 

◆人柱伝説

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この築城中に何度も石垣が崩れるので、人柱を入れることにした。選ばれたのは二人の子供を抱えるお静という女性で、息子を武士に取り立てることを約束した。しかし、無事に完成しても約束が果たされることはなかったので、毎年、春雨でお堀の水があふれるようになり、人々は「お静の涙雨」と呼んで供養した。のが、この祠。

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この柱の下にお静が埋まっているとされているが、夢のないことを言うと、福井地震で倒壊したときにここから人骨らしいものは発掘されなかったそう。

◆眺め

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 この方角ではないけど、かつては福井の方まで見渡せたらしい。

 おや?

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「霞ヶ城」?もしかして…

◆雲の井

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こちらのお城もあの伝説の持ち主のようです!

この城は越前一向一揆平定後に築城されたものだが、たびたび、その残党が攻めてくることがあり、攻めてくる度にこの井戸から大蛇が現れ、城にかすみをかけて危機を救ったそう。それが「霞ヶ城」の由来。蛇骨は投げ入れないタイプのようですね。

こういった伝説を持つお城はほかにもありそう♪井戸と蛇と霞(霧)とお城は何か深いかかわりがありそうです…。民俗学から見たら、どういう繋がりがあるのかわかるかもしれない。すごく気になるので、調べたいですね。分かったら追ってレポートします!

 

◎おまけ

近くのカフェにて!

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 甘いものを食べると、ほっとしますな。

お菓子の後ろにある建物が資料館。

福井県の名物ソースカツ!こちらは福井市内でいただきました!

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今年もあちこち行きたいのですが、諸事情により、遠出の機会が減りそうです…。近場の史跡をちょこちょこめぐれたらいいなと思っています。